旧・吉原ドンファン閉店のため、吉原・ダーリングハーバーに移籍☆キララ☆のブログ

旧 吉原・ドンファンにて星川キララ、リニューアル後はキララという源氏名で在籍させて頂いていたのですが、ドンファン閉店のため、急遽、同じ吉原の中級店・ダーリングハーバーさんに同じキララという源氏名で移籍させて頂きました。あまりにも急な閉店だったため、ほとんどのご贔屓様にお伝えすることができず、このブログを開設致しました。 ご予約、お問い合わせは03 3871 3399 キララとお申し付け下さい。

already you 've taken my heart (随分前からギターの神様達に私は心奪われていた)

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まぁ 経験や見聞きしてきたことや希望や色々な相反する気持ちの葛藤と死にたがりの自虐的・被虐待者症候群の可哀想な男女のエログロ掌編小説 daam,trapped(囚われの君)というのが(おそらく書けたんですけどその前に少し読み返して細かな構成してるんで ちょっとだけ日記書きますね

 

 

今宵も吉原の廓の小娘の戯言に少々お付き合い下されば 是幸いにございます

 

 

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物心ついた時からロックやジャズやクラシックが流れ 家族全員何かしらの楽器が弾けて洋楽が歌える家で育ってたから 直ぐにセッションできて 

もちろん父さんや母さんと話すことは 大学の授業みたいな経済学や歴史や博物学統計学地政学ばかりで 親子というより大学教授と生徒みたいな関係だったけど それでも遊びや文化や芸術についても彼等は造詣が深くて 

今でも実家に帰れば思い切り象牙の鍵盤のグランドピアノやヴァイオリンが弾ける環境にあるし お祖父様が設計建築して建てた父さんの実家にはスタンウェイの象牙の鍵盤で燭台付きのグランドピアノがあり

自分の所有する部屋では弦にミュートかけたベースとギターが何本かとヘッドホンつけたキーボードしか弾かないけど 

 

 

 

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それでも誰かの年収や月給何ヶ月分かの楽器や機材を持っていてっていうかバイト掛け持ちして沢山しまくって初めて買ったのがGibsonUSAのローズウッド切り出し単板スルーネックの自分の身長くらいの長さで20kg弱あるネックが長くてストライド早くしないと弾けないジャズベース・thunderbird studio modelだった

GbsonUSA純正の1番長くて大きなギグバッグに入らないから背中に背負えなくて 店員さんに それ 7桁のベースなんでハードケース以外ありえないですよ スルーネックだからわかっていると思うけどネック交換出来ませんしね、、、正直言って14歳の女の子が扱える様なっていうか買っていい代物じゃないんですって鼻で笑われたので その場で耳だけでマイナーチューニングして指弾きでKORNのRight Nowの旋律を1フレーズ ドヤ顔で披露し GibsonSUAの純正の弦を2ダースとハードピックの黒を5パック ミドルピックの白を1パックくださいなって微笑んだら 失礼な態度とってごめんねって 店員さんがすぐに油紙で弦を包み レジ横にあったチュッパチャップスとキットカットを 私の制服のJKのポケットにつっこんでくれた

11で初めてステージに登らせてもらえて 16からずっとプロ奏者と編曲・作詞・作曲・楽曲提供・ツアーアクト・スタジオプロさせてもらえてるから インディバンド時代も含め 成績さえ落とさなければ何やっても法律破ること以外は許されていたから 私はとても幸運なんだと思う

 

 

 

ただ 好きなことだけじゃ貧乏暮らしに甘んじていれば食っていけないこともないんだけど 親兄弟安心させるために昼間の仕事も夜の仕事も しっかりこなして 食ってくため 自由に生きるためならどんな仕事も笑顔でこなせたし おかげでバイクも車も部屋も猫達も飼えてるし 別に何の後悔もしてないし 好き勝手自由気ままに生きることができる要領の良さをもらった事には 両親と祖父母に感謝してもしきれない

 

 

 

努力してないと言えば嘘になるけど それでもその努力する環境を整えてくれたり 投資してくれたり 表向き私がクラシックから遠ざかってエレキベースやギターを弾くことを嫌がっていた父上だけど 全ての私と兄のステージの半券を全てラミネート加工して大事にとっておいてくれてるのは知ってた ガチのマジで自分の子供達どれだけ好きなんだよって呆れててハッキリ言って 控えめに マジのマジでキモいけど

 

 

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それでね 私は先天性の遺伝性疾患のために まぁ正しくは兄弟全員なんですけれど 色々な理由で 恋とか愛とか生産性?ってやつが無いんですよ

全く 誰1人としてね

具体的には子供を産む気が無いし 産めもしない 偏差値やIQがいくら高かろうと 私達はこの国の政府から言わせると 生産性が全く無い無価値な人間なんですよ 兄弟全員が揃いも揃って

 

 

ただ 言わせていただきたいのは 生物の存在理由は種の保存と個体の繁栄なのでね そう大学で習いました

だから少しでも生きていたなら 私達は個体の繁栄を達成したわけですから 生物としての存在意義と 経済学的には兄弟全員が専門職に就いている訳ですから 分業の利をしっかりと達成しているわけです

 

 

屁理屈かもしれないし 猫被り優等生ならではの机上の空論に過ぎないかもしれません

 

 

政府が この国の政府がここ数年言ってきた 不要不急の 文化・芸術・学問・音楽などなどの専門職ですからね

裏を返せば ただ二酸化炭素を吐き出して 口から食べたものを肛門から出して 家畜や奴隷以下の扱いを受けているのさえわからない層のために 頑張って努力して真面目に文化的に誇りを持って生きている人々から政府がたっぷり搾取してやる気を無くしてやるから それに疑問を持たない低知能に小銭くれてただ繁殖してろっていう 一億総白痴政策なんですけどね 言葉悪くてすみません

 

 

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ただね キララさんの中の人は そう在りたくはないんですよ 独立心と反骨精神の塊ですからね

1000円あったら岩波新書を買います

10000円あったらもっと本格的な専門書を買います

例えばの話ですけど

 

 

人間の定義は ホモサピエンスの定義は

ホモ・ルーデンス(文化的遊びが分かり文化・芸術・音楽・学問の追求ができる)

考える葺(自然の摂理の中で生かされている弱い存在だが常に考え続ける事で強くなれる存在)

だと 私は死ぬまで信じたいのです

例えそれが無駄で不要不急だと言われてもね

 

 

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☆キララ☆

 

 

 

同業のお姫様👸黒服さん👔ご贔屓さま💼本日もお疲れ様です✨‬

 


‪お休みの方は良い休日をお過ごし下さい✨‬

 


‪お仕事の方は本日も無事に生き抜きましょうね✨‬

 


‪皆さまご安全に〜✨‬

‪吉原 ダーリングハーバー‬

‪📲 0338713399‬

事前予約の方にはコスチュームリクエストサービス

 


https://www.cityheaven.net/tokyo/A1311/A131101/c-lemon/girlid-39862905/

daam,trapped(囚われの君)

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尊属殺人っていう昔々の法律があってさ

確かこの国にも数十年前まであったんだよ

血縁者を殺すとね 他人を殺すよりも罪が重いの

でも世界最古の尊属殺人旧約聖書の中でのカインとアベルの兄弟同士の殺人だよね

2000年以上経ってからやっと尊属殺人と殺人は同じ扱いになった国がほとんどなんだけどさ

信じられる?長い歴史の中でどれだけの血縁殺しが続いていたんだろうね?カインとアベル以前にもさ

まぁDNA鑑定制度があまり信用無い数十年前までは嫡出子と非嫡出子の相続権は大分違っていて 最高裁の大法廷が開かれて違憲判決が出たんだけどさ それって暗に 一夫多妻制認めてるみたいで 女は所詮穴と袋で 生まれた子供に相続権は平等にあるけれど 非嫡出子を産んだ女には正妻と同じ権利はないってことなんだよね まぁあんまり会ったことない私の父親の国の司法システムなんだけどさ

プロイセンを参考にしている割にはイングランド寄りだとも思うんだ ねーねー リースはどう思う?」

 

 

 

リースはアイルランド訛りのイングランド人で 赤毛の女は彼の母親を思い出すから嫌いだと言い マッチで吸うタバコが1番好きで だから 湿度の高い彼女の住む香港と合法的に仕事をする為に毎週末彼女が居る澳門が大嫌いだと言う 

マッチが湿気るから と

それなら彼女はシンガポールネバダのエージェントとも契約しているからそっちで長期休暇中だけでもお客さん取ろうかな? と笑うと シンガポールも湿度は高いし ネバダの砂漠とカジノは魅力的だし 彼の仕事仲間もいるが 時間の無駄だと怒り出す

 

 

 

「お前さー それさぁ この俺がわざわざ愛しのステディのためにエグゼクティブスウィート予約してしてジェットラグに悩ませさせられながら また俺が変な気起こさねーよう正気に戻るためにベッドでタバコ吸ってる男にする話じゃねーだろ 賢者タイムだ!賢者タイム!分かれややクソガキ!せっかくネーデルランドからデカい仕事の後に寝ないで駆け付けて三日も貸切予約してお前を甘やかしてやったこの俺だってさすがに萎えるわ〜お前の取り柄って顔と頭しかない訳?」

 

 

 

だから彼女は彼からの予約がある晩は必ず彼の吸う煙草と 新しいマッチを香港で買う

そしてマッチが切れた万が一のために味がつかないよう 外でも決して火が消えないようにと彼女の母親が使っていた黒いジバンシィのガス式ターボライターをいつものリーバイスのホットパンツのポケットに入れておく

ライン8のペンシルスキニー23インチが彼女のお気に入り 必ず黒いサイハイストッキングからガータベルトを覗かせて大好物のジミーチュウやマロノブラニクのメリージェーンピンヒールのエナメルパンプス

彼は彼女の常連客の1人で 彼女は毎週末常連客で埋まっていて その中でも比較的 価値観や年齢が近い常連客の1人 と言っても一回りくらいはゆうに違うのだけれど

 

 

 

「えー わざわざ時間作って私にこんな通ってくれてんのにもう私のこと嫌いになっちゃった訳?酷ーい!結構気を遣ってるから喋ってるのになぁ うーん じゃあ普通は何の話をするの?普通の女の人と男の人は何の話をするの?私 一般の人とか誰とも付き合った事ないし お客さん達としかした事ないし 皆んな私のイカれ具合知ってて呆れ返ってるよ?そもそも恋愛なんてさーハリウッドスターみたいな非の打ち所がない美男美女がせいぜい映画の2時間とか エアロスミス並のスーパーロックバンドの歌の中で3分から5分の間 するもんなんじゃないの?ベッドの上でタバコ吸ってる男の人のもう一回咥えればいい?それで怒らないでくれるなら 呆れないでくれるなら何回だって咥えるよ でもさっき出しちゃったばっかだから くすぐったいでしょ?円周率でも隣で唱えてればいい?子供らしく教科書読んでラインマーカーでも引いてればいい?」

 

 

彼は毎回三揃で裾はダブル仕上げのプレスの効いた上等な仕立てスーツで世界を股に掛けて飛び回るビジネスマンを装い リモワの機内持ち込みスーツケースとTUMIのビジネス鞄でやって来る

しかし80番手ツイルのシャツの下のタトゥーや傷だらけのその体から 彼女は何も詮索しないし 彼もその居心地の良さから出会ってからずっと 2週間ごとに澳門まで彼女に会いに来る

彼女が場末のカジノの安テーブルでブラックジャックを無言でサインのみでツーハンド ブラックチッププレイしたり バカラでは絶対にハウスエッジ関係なく所場代払ってんだからと頑なにプレイヤーにしか賭けなかったり カード絞りが大嫌いでディーラーにオープンさせることも もちろん彼は知っているし 男より潔くて面白い奴としか思っていない

女々しいという言葉は男にしか使わない言葉だと彼は知っているからだ

 

 

 

「知るかよ!俺は愛だの恋だの知らねーんだよ!Google先生かSiriにでも聞けよクソガキ!あー そういやさ、、、飛び級したんだよなぁ?お前、、、一応 トランジットの免税店土産だけど、、、おめでとう、、、頑張ったんだろ?こんなブルーボックス貰い慣れてるだろうし お前 装飾品嫌いなの知ってっけど、、、んーメシは?なんかルームサービス取るか?夜中だから酒とつまみしかねぇと思うけど シャンパンくらいなら準備してやれるよ」

 

 

 

彼は無造作に床に放り投げたジャケットに手を伸ばし 慌てて起き上がってもう一度彼のタバコに火をつけようとした裸の彼女の肩にふわっとかけた

彼女から火をもらい 彼はジャケットの左ポケットからティファニーの重たいブルーボックスを取り出し 照れ臭そうに目も合わせず彼女に渡してまた寝転がった

ああ 彼は存外こういうところがとても子供っぽくて 好きなんだよねって彼女は心の中でいつも笑い リボンを解いてブルーボックスの中に入ったベルベットの黒い箱を開ける

へー 1キャラオーバーのダイヤモンドなんかデューティフリーの空港のティファニーショップになんか置いてないのにね 彼は嘘をつくのが下手で下手で仕方ない

 

 

 

「あれぇ?このデッカいピンクダイヤのピアスだってリースが買ってくれたからずっと付けてるんだよ!忘れちゃった?それに私未成年だしお酒はアルコールアレルギーあるの知ってるでしょ?それ以前に仕事する時は私基本何も食べないの知ってるじゃん? ディープスロートする時に万が一失敗して胃液以外が上がって来るの嫌いだし 何なら呼吸の準備出来てないのに頭押さえ付けられたり扱われ方次第では十二指腸超えて小腸からも腸液だの胆汁だの上がって来るから 絶対茶色や緑の血液や胆汁酸混じった胃液は吐きたくないんだよー! 鮮血だったら粘膜の傷はすぐに治るけどそれでも咽頭超えて食道切るのはなんか嫌!だから1日に1回エッグタルト食べるだけかな〜あとは低血糖で倒れないように エナジードリンクのシュガーフリーじゃ無いやつか練乳と角砂糖たっぷりの濃いめの奶茶飲むくらいかな 本当は甘いものは固形で摂取したいんだけどね

あ!大丈夫だよ 私 病気?体質?まぁ何でもいいけどなんかのせいで子供産めないらしいし でもちゃんとピル飲んでるし イングランド製の本物のピルだし あんま生理来ないけど口でする方がめちゃくちゃ上手いって褒められるし たまにしてる時切れて抉れてもて血が出ちゃうくらいであれはまぁ 痛み止めを下の粘膜から吸収させたり 麻酔使えばグロいけど何とかごまかせるし 成長したら体が大きくなってそのうち切れたり痛くなったりしなくなるってドクも言ってたし 検査もオールクリアだし セーフプレイ専門だし?」

 

 

 

そして彼女もまた 嘘をつくのがとても下手で 聴牌タバコのようにたまに仕事を忘れてクスッと笑ってしまう

悟られないよう彼も彼女も照れ隠しと嘘が下手なので 特別気が合ってしまったのかもしれない

悲しい悲しい夜の恋人 その先には男も女もそうではないものにも破滅か 夜を去る事しかないのに 香港や澳門の夜は永遠に明けないかのようにネオンやサーチライトで光照らされ 生殖行為の真似事が どうか出来るだけ長く長く続きますようにと 皆が願うし跪き赦しを請う 神などではない 時間の流れという絶対的な自然の摂理に対して

 

 

 

「はー 何ペラペラと人の気も知らねーで知った口叩きながら卑猥な言葉つらつら並べて嬉しそうな顔すんだよ!、、、調子狂うんだよ クソガキが、、、酒も飲めねー タバコも吸えねー 薬もやらねー 頭の中身だけは捻くれた学者が書いた論文みたいで 楽しそうにしてるのは菓子食ってる時か小難しい本読んでる時とか どういう育てられ方したらこんなイカれたガキに仕上がるのか、、、ろくな育てられ方してねぇ俺ですらわかんねぇんだよ クソガキが!ガキそもそも嫌いだし 人間そのものが嫌いなんだよ!」

 

 

そうねって肩をすくめながら彼女は彼のジャケットにくるまり膝を抱えてうずくまりながら いつも思うのは 私がもう少し早く産まれていたら もう少し早く産んで貰えていたならば 彼にもう少しだけ違う形で、、、と言ってもどうせ娼婦と客の関係で だけれども 何か少しは変わってたのかなって、、、柄にもなく悲しいことだけ

ねえ知ってる? 犠牲者って夜の恋人のもう一つの呼び名なの そうやって犠牲者の列に並び裁きを待ちたくないから明けない夜の世界に飛び込んだのにねと この澳門にはそう思う女達が集うのにね 街頭に群がる毒蛾のように

 

 

 

「じゃあ リースさっきから私のことステディって言ってる癖に 理論めちゃくちゃ破綻してんのわかってるよね!ほら だからさ 頭の中味空っぽな シリコンとプロテーゼ入れたそこら辺にいる韓国か大陸の女買えば?多分値段は、、、貸切したって私の5分の1から10分の1くらいだよ?みんな18超えてるから手加減する必要ないし

別に出すだけならそっちのほうが手っ取り早いと思うけど そこそこ英語話せる子もいるんじゃ無いかな?サウナとか行けばありとあらゆる人種が居るって聞いたよ 私みたいなクソガキじゃない 喋らない ムカつかない 血も流さない そんな、、、多分クソガキじゃない、、、普通の女、、、」

 

 

 

これは 行かないでという彼女なりの心の叫び 或いは早く消えてくれたら良心の呵責に苛まれずに済むからと彼を気遣った相反する彼女なりの本音

もう何度何回繰り返し繰り返し彼に言っただろうか?早く彼女から逃げてという 彼への 惨めな娼婦の思い

バカね まだまだ彼女の毒は熟成していないどころか一滴で彼の心を壊してしまうのに 言ってはいけない殺し文句

 

 

 

「本当可愛くねーな 黙って寝てろよ 疲れてんだろ?」

 

 

 

彼女の隠した毒牙を知りつつ彼は自らその身を彼女にいつも差し出す

自分に出来るのはこれくらいだし 彼女になら喰い殺されて本望だと腹を括っている彼なりの誠意なのに いつも彼と彼女はすれ違いながらも決して届かない手をお互い伸ばして伸ばして いつか絶対に掴めるのだと信じ合う

 

 

 

「疲れてるのはお互い様じゃん、、、あーあ!ステディという言葉にリースが言うこのクソガキがさぁ せっかく仲良くなろうと思って私頑張って話してるのに 酷いなぁ」

 

 

 

明けない夜の悲しい悲しい恋人達は そうやって幾千 幾億もの夜伽話をこの世界中で何千年もの昔から繰り返して来たのだろう

彼女の母親はジャックダニエルのシングルバレルとオキシコドンやヒドロコドンを飲んでいない時はとても聡明で美しい女性だったので 十字軍は世界最古の多国籍企業だとか 戦争から帰って来た男達が娼館に殺到し 売れっ子ほど何日も寝ずに彼らの相手をしたから目の下にクマができ それが転じて ほら 私も美人で売れっ子なのよと皆が目の周りを青い塗料で塗りたくり それが転じてアイシャドウになったと教えてくれるような人だった

 

 

 

「じゃあさ なんかもっと軽い話にしろよ 今日学校で何があったかとか 好きな男の愚痴とか」

 

 

 

「私 女子校だし飛び級してるから友達なんかいないもん 全員年上の敵!酷いな 酷すぎ!全部全部知ってるくせに!毎日毎日虐められながら何年か先の勉強してあと1回くらいは飛び級したいんだ

リース頭いいから私 リースのこと好きなんだけどなぁ 多分ちょっとは 1ミリくらい?

揶揄うのも面白いし 興味あるから仲良くなりたいのに すこしでも、、、クソガキの私じゃダメ?あと2年か3年で母さんの最初の頃の現役時代に追いつく顔と体になる予定なんだよ」

 

 

 

彼女が死んだ母親をこの先もずっとずっと恋しがり1人隠れて涙を流し続けることを彼は知っているが その悲しい記憶を消してやりたいが彼も彼女と同じくらい記憶力がいいのでその術は分からなくて分からなくていつも悔しいという感情を抱く

彼にも同じ感情があるが どうして母親を嫌いになれる子がこの世に居るのかという真理をとうの昔に思い知っているからだ

どんなに酷い母親であろうと 例え母親の顔や名前すら知らなくても 思い出せなくとも 子は泣き叫んで母親を慕う

 

 

 

「まぁ 俺も友達なんかいなかったけどな 学校なんて行った記憶もうねーよ 胸糞悪い 檻の中なら入ってた記憶あるし クローゼットの中も入ってたなぁ 母親とか名乗る女がクソでクソで仕方なくておまけに脳味噌お花畑で家で客取るからよぉ 気持ち悪いったらありゃしねえし そのうちそのババアが紹介してきたババアやジジイの相手してたから 俺 ガキもババアもジジイも嫌いなの!おかげで腹満たす手段と母親に粉と安酒買ってやれることも覚えたし そうやって今はそんなことせずともお前を何日も買ってやれるし 自分の手を汚すこともほぼなくなったけど、、、クソが生んだクソはクソに変わりねーけどな」

 

 

 

彼もまた彼女と同じで 彼女もまた彼と同じ 欲に塗れた世界の犠牲者だと自分は 自分だけは思いたくはない 自ら毎晩毎晩何度も何度も自分を殺す痛みでしか 自分が生きているのか死んでいるのかわからないし わかろうとしない 愚かで賢い 悲しい悲しい夜の恋人

この痛みに耐えてこそ 止まる事ない血を流し続け 嬲られているのではなく 自ら望んで何千回も何万回も自分を毎晩毎晩殺し続けなければ 絶対に自分が死んだように生きていると信じられない 哀れな子供 それが彼と彼女

 

 

 

 

「うーん 私もクソガキだから私達お似合いだね!何となく気付いてたけどさぁ、、、リースもなかなかに子供の頃から私と同じ世界にどっぷりじゃん! まぁ リース身長2m超えの誰から見てもいい男だもんねぇ おじさんにもおばさんにも大人気だったでしょ? 私と兄貴みたいにさぁ タイプは違ってもさ でも誰かとつるむの好きそうじゃ無いしね リースは兄弟姉妹居ないもんね 商売女が嫌いなのに商売女としか寝ないタイプだし 別に私リース嫌いじゃ無いよ むしろそういう人の方が好き だってリース頭いいじゃん 私の戯言に付き合ってくれてんだし ロリコンって訳でもなさそうだし 痛いことも汚いこともしない 私にリースと同じものついてたら あともうちょっと早く産まれてたら 友達くらいにはなれたかなぁ?まぁ 男友達は趣味じゃない?」

 

 

 

「知ってるよ」

 

 

 

「面倒くせーの嫌いなの 俺は後腐れなく 安全に 長く割り切った関係でいられる女が好きなんだよ ほら 髪結い上げて後ろ向け!」

 

 

 

「はいはい、、、って!いっ、、、いったーい!なんて言うと思った?

あーあー 注射針なんかで開けるから血が出ちゃったじゃん、、、耳重いよ 絶対この前のピンクダイヤよりデカいでしょ」

 

 

 

「両耳から臍まで風穴だらけの奴に言われたかねぇなぁ しかしお前 キレーな肌と髪してるのに染めもしねぇし パーマどころかドライヤーすら当てないし 何で消えないお絵描きだけはしない訳?イカれクソガキが最初にやんのはタトゥーだろ?」

 

 

 

「消えるものと消えないものは嫌いなんだよ、、、幾つになったかなぁ、、、リースの開けた私の耳の風穴?ってかホワイトタトゥーとか和彫のお化粧彫でリースのためにこことかこことかお絵描きしたら喜んでくれる?」

 

 

 

「覚えちゃいるけど覚えちゃいねぇよ あと俺 そんな消えないお絵描き初めて知ったわ ホワイトタトゥーとかお化粧彫?とか、、、そのうちお前の言う ろくに会ったこともない親父さんの国で普通の世界に戻るならやめとけよ せめて服で隠せないとこはさ、、、」

 

 

 

「ふーん ロリコンでもないくせに私のタトゥー身体中に彫ってるクソ拗らせた重たい男のくせによく言うよ ここからねー多分5時間か6時間で父さんの国に着くと思うの 偏西風や季節風やタイムラグで帰りは1時間くらい短いと思う、、、来てくれる?こんなふうに、、、」

 

 

 

「知ってるよ 知っててからかってる そうだなぁ イミグレ通れたら通ってやるよ 俺が通れねーイミグレなんかねーけどな!お前の名前全部知ってるから 知ってるからお前の名前に由来するお絵描き 全身に入れてんだよ 俺だっていつどこで切り刻まれるかわからねぇから せめて腕が足の一本でも残ってりゃ 気付いてくれるかなって 柄でもねえ 月も狼も蛾もマリア・マグダレーナも、、、黒猫も」

 

 

 

 

「キモっ!変態!マリア・マグダレーナって娼婦でキリストの恋人だよ!私は神なんて信じないし神の存在証明の数式だって知ってるけど 処女受胎も天使も信じないよ 悪魔よりひでぇ奴しかこの世にいないんだよ 悪魔は対価を払えば願いを叶えてくれるけど 神だの何だのってのはいくら対価を払っても願いなんか叶わないんだよ いないから叶えてくれないんだよ!バカじゃないの?1番それ 私達よくわかってんじゃん」

 

 

 

 

「それでもガキが産めねえお前がいいんだよ 人一倍寂しがりのくせにな クソみてえな人生の中で同じようなクソの中で足掻くお前がいいんだよ 俺は 気まぐれなくせにクソ重てえお前がいいんだよ いい女になるんだろうな あと何年かで そして俺は何も残したくないんだし お前もそうだろう?」

 

 

 

 

「褒めてないよ 何一つ褒めてない 灰は灰に 塵は塵に還るだけだよ

頭のいいリースならよくわかるでしょう?私達は元素記号に還って生活環の輪の中で自我も記憶も持たず ただくたばるだけ」

 

 

 

 

「やっと笑ったな」

 

 

 

 

「やだ 私 そんなイラついた顔してた?プロ失格じゃん?」

 

 

 

 

「いや 営業スマイル完璧だよいつもクソ気持ち悪いくらいに それが崩れる瞬間じゃねぇと 俺 勃たねーの」

 

 

 

 

「嘘だね!フツーに勃って何回も出した奴が言っても説得力ないね!、、、ってかリース 赤ちゃん欲しい?」

 

 

 

 

「あ?俺はガキは嫌いだし目の前にいるこのクソガキのお守りで手一杯なんだよ、、、自分で自分を痛めつけるようなこと言ってんじゃねーよ!殺すぞ クソガキ!」

 

 

 

 

「何でさー私 曲がりなりにも女なのに 使い物にならない袋付いてんだろうね これってさー女が男繋ぎ止めるためについてるんだよねぇ?何で私は男でも女でもないんだろう? 穴は男より一つ多いだけでまぁ 金稼ぐのには便利っちゃ便利なんだろうけど

私 何なんだろうね 男でも女でも子供でも大人でもない こんなクソみてえな存在なんだろうね」

 

 

 

 

「、、、ガキは嫌いなんだよ、、、何度も言わせるな、、、」

 

 

 

 

 

「ねえ 首絞めて殺す勢いで血が出て止まらなくなるまでやってよ

お客 2度と取れなくなるまでぐっちゃぐちゃにしてよ

殺してもいいよ

別に頼んで生まれて来た訳じゃないから

リースになら何されてもいいよ 殺してよ、、、なーんてね このクソみたいな私が言うとでも思った?やだ真に受けないでよ」

 

 

 

 

 

「お前が毎晩毎晩自分を何度も殺してんの知ってるし 俺もそうしないと生きていけなかったからクソみてえに痛えほどわかってんだよ バカじゃねぇの?いつもの澄ました顔と頭 どこ置いてきたんだよ 俺だってお前だって永遠に生きる訳じゃないんだ

頼むから少しは強がってくれないと本当に殺しちまうだろ?」

 

 

 

 

「殺したいほど私が好き?憎い?」

 

 

 

 

「ガキの頃の自分見てるみたいでな、、、悔しいけどお前の思ってる通りなんじゃねーの?」

 

 

 

 

「嬉しいなぁ 嬉しくて死んじゃいそう

このまま一緒に死んじゃおうよ そしたらお互いこの地獄から抜け出せるよ?ああ 違うや 自殺も殺人も地獄の最下層まで落ちるんだっけ確か

じゃあダメだね この先も地獄だね この世より少しマシな地獄ってやつだろうけど一緒に堕ちられたらいいなぁ」

 

 

 

 

「あぁ そうだな お前がマリア・マグダレーナのように改心したら 数式で表せる神とやらがいつか助けてくれんじゃねぇの?」

 

 

 

 

「、、、祈るのはもうやめたんだ、、、欲しいものは自分の魂を切り売りして手に入れるし守りたいものの為なら1番に何回だって自分を殺せる そうやってずっと生きていくんだよ 私も リースも 死ぬまでずっとね わかってるでしょ?」

 

 

 

 

「じゃあ 今日明日に俺死んだら お前 俺のこと迎えに来てくれんの?」

 

 

 

 

「さぁ、、、私にお金と力と勇気という翼があれば死ぬ前に迎えにいくよ そして地獄を共に生きて 毎晩殺されながら 何でリースより早く生まれてこなかったのかなって悔やむだけだよ」

 

 

 

 

「じゃあ 今まで通りに 俺は自分の体にお前の名前のお絵描きし続けてお前の体に風穴開け続けるだけだな」

 

 

 

「1番可哀想な女は 忘れられてた女なんだって

だから私 幸せだよリース どちらかが殺されても死んでも その瞬間まで覚えていてもらえたなら ああ リースも私も記憶力いいから嫌な事もいい事も忘れないもんね、、、リース好みの体になったらさ ちゃんとめちゃくちゃに逝かせてね 私頑張るからさ んで一緒にここよりマシな地獄 手を繋いで堕ちて行こうよ」

 

 

 

 

「ははは 俺より重い女だなぁ

俺の肉片の方が早くすぐにそこら辺に飛び散るだろうな その時にお前の名前のこの消えねーお絵描きの一部でも残っててくれたら最高だな

、、、多分 俺のクソな人生の中でその肉片をお前が見つけてくれたら それは 最高に幸せな瞬間なんだろうな 間違いなく言い切れる」

 

 

 

 

「、、、リース、、、置いていかないでよ、、、どんな形でもいいからさ、、、置いてかないでよ、、、鎖に繋いで檻に閉じ込めたっていいんだよ?」

 

 

 

 

「1ミクロンも思ってないくせに泣くなよ

ってか鎖も檻も 出会ったその日から繋がれてるし囚われてる、、、他人には見えないだけで

だけどお前は強く脆く賢く儚いが どんな所からどんなどん底に突き落とされようが そのピンヒールでちゃんと華麗に着地して どんな手段を使っても自分自身の力だけで這い上がり 誰にも何にも屈することなく平気な顔して守るものの為ならどんな憎い奴だって上手く懐柔して妄執させ 素知らぬ顔で寝首を獲る女だ

絶対にお前の心も体も誰も何者も手に入れることは出来ない だからハマるんだよ 忘れんな

、、、たった数週間離れただけでもう俺は死にそうだった、、、言わせんな!バーカ!」

 

 

 

 

「リースだってずっとずっと前からそうやって生きて来たでしょう?

私だって 寂しくなかった訳じゃない まぁ1ミリくらいだけどねー」

 

 

 

 

「せいぜい 後悔しないように毎分毎秒生きるだけだ 人生は壮大な暇潰しだ ちゃんとした学校通い続けてきたんだから お前は素知らぬ顔して 表の世界で幸せになるんだ 幸せなふりをして生きるんだ 猫被りは得意だろ?」

 

 

 

「、、、みゃーお、、、疲れたな、、、疲れたね?」

 

 

 

 

「ああ 疲れたな だからまだ 俺達 悔しいけど生きてる証拠だ」

 

 

 

 

「また死に損なっちゃったね2人とも、、、みゃーお、、、みゃーお、、、」

 

long long time ago...(昔々の物語)

 

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昔々 2人の夜のお姫様が 汚い場末の澳門のローカルカジノの安テーブルで出会いました

 

 

東大門区市場の路上で売っている様な夜のお姫様専用の安いポリエステルサテンの白いドレスに全身韓式量産型サイボーグの派手なお姫様は 

もう1人のお姫様というより病人のような ジミーチュウのメリージェーンパンプスを履き シャネルのキャビアスキンのチェーンバッグに耳にも腕にもティファニーの3キャラオーバーのダイヤモンドを付けて リーバイスのホットパンツの裾からガーターベルトとストッキングを見せながら 上半身はシルクサテンの白シャツ

幼い顔と痩せて青白く血管の浮いた薄い肌にところどころ酷く広範囲な内出血が酷く目立つ子供に声を掛けた

 

 

「담배 한 개만」

(タバコくれない)

「what?」

(え?何?)

「ダンバエ、、、シガレット?シガー?」

(タバコ、、、紙巻きタバコ?葉巻?)

ランはいつもの様にツーハンドでブラックジャックを無表情でやりながら 韓式量産型全身サイボーグお姫様にいきなりハングルで話しかけられ その後タバコを吸う仕草をされたのでとてもびっくりした

 

 

片方がバーストをかけて勝負していたので

「why don't you order free cigarette?」

(カジノなんだからサービスのタバコ頼んでよ、私にたからないで?)

めんどくさいことこの上なしで ここはカジノなんだからウェイトレスに頼めばタダでタバコくれるからあっち言ってとばかりに目も合わせなかった

すると韓式量産型サイボーグお姫様は

「タバコ?ハマキ?」

何故か日本語まで交えて話しかけて来た

そうだ 世界で1番日本語話者が多いのは韓国で 一流企業に就職するには日本語が必須 それにあぶれると留学という名目で親に海外へ追い払われると学校で習ったなぁ

ok 18.ディーラー16 もう一方はダブルで18

黒チップ6枚が18枚になった

ふー 危なかった

 

 

「i can speak korean only ネミョンハスミダ and  ホンチャハスミダ.sorry」

(ごめん 私 韓国語って冷麺ください と 紅茶くださいしか知らないし喋れないんだ)

ランはまだ2本しか吸っていないサンローランのタバコを韓式量産型サイボーグお姫様に投げて渡し エージェントからの仕事スケジュールメッセージをスマホで確認し 左手内側に付けた腕時計とカジノの換金所にある時計を見比べた

あと20分でアルティラかぁ、、、8時間も枠とってくれて酔狂なこった!あーかったりぃなぁ タクシーこの時間走ってないからタバコ一本吸いながら待つか〜ってさっき一箱あげちゃったんだった

ま いっか あと一箱あるし

 

 

ランは呼び止められた気がしたが 基本的に1人が好きだし対して他人に興味を持たない反抗期真っ盛りの小娘だったので気にも留めず 換金所にVIPカードとチップを預け 預かり証を金ピカのタバコの吸い殻入れにくしゃくしゃにして入れて エントランスへ向かってドアボーイにタクシーを頼んだ

 

 

なんであの人達って骨まで切ってシリコンとプロテーゼ入れてみんな同じ顔にするんだろうな 美の基準って一応ギリシャ黄金比率があるけど それだけじゃないんだけどな 外見に数百万かけてサイボーグにするなら 進学にお金をかければいいのにってまぁ 価値観の違い? 劣化?老化したらどれくらいメンテナンス代かかるんだろ?

アメリカの学術論文にあったよな 一般人がメイク用品にお金をかけてメイクアップに時間をかけても年間数百ドル損するだけだって

まぁそれはハリウッドスターと比べてっことなのかなぁ

 

 

そんなくだらないことを考えていたらタバコ フィルターまで燃えそうになってて あちって口走ったらドアボーイが わらいながら タクシー来ましたよって ナンバーと行き先を控えた紙を渡してくれた

ボーイが予め行き先を伝えてくれるので私は黙って夜の澳門のカジノの灯を見ていられる

キラキラしていて 星なんかより月なんかよりネオンとサーチライトが輝くこの流れる時間が大好きだ

根っからのシティガールなんでね

星なんか プラネタリウムや旅行でしか見たことなかったから 軽い拗らせや手の届かない嫉妬でもあるんだけど

 

 

「hi sweetie!missed you so much,you never know how much you've made goin crazy baby」

(あー!もう俺の愛しいひと どれだけ君が恋しくて恋しくて会いたくてしかたなかったことか!でも君はそんな俺の気持ちなんかつゆ知らず 君は会えなかった間に俺の気持ちをかき乱していたかなんて素知らぬ顔をして過ごしてだんだろうね)

そっか このお客さんと会うの私 2週間ぶりだったっけ

「but you've keep sending texts everyday,i'm reading,you forgot?」

(うーん でも私ずっとあなたから送られてくるテキストメッセージちゃんと読んでたし あなたの気持ちは理解できてだと思うんだけど 私のこういう性格まで含めて好きでいてくれてるんでしょ?忘れちゃった?私こういう人間だよ)

ランはいつもひねくれた返事しかしないけれど彼はとにかく満面の笑みで抱きしめてくれて肩にジャケットをかけてくれてテーブルまでエスコートしてくれる

 

 

いつもいつも眠りが浅いので 朝の4時から5時に朝刊3紙がドアノブにかけられているので 紅茶を淹れながら 寝ているお客さんの横で暇つぶしに読むのが泊まり仕事のルーティンだ

 

 

リスボア地下のトイレで回遊魚 いわゆる大陸か半島から来た白いドレスのフリーのサイボーグ娼婦の変死体、、、別に珍しいことじゃない

エージェントに属していない分 彼女達は危険を省みず 衛生管理や顧客管理もきちんとされていないポン引きにピンハネされるような街娼という道を選んでいる

自業自得だ

 

 

夜の世界には昼の世界より厳しい掟と秩序があり 堕ちるところまで堕ちないように線引きするのが賢いやり方なのに そうしない人種もたくさんいるのが事実だし 自ら選び取った道なのだから自業自得以外何もない

 

 

けれど なんだろうこの胸のつかえは

 

 

彼女が 昨日タバコをたかって来た彼女が まだあと何本か残っているはずの 私のタバコを吸って どこかの安宿で眠りについていることを切に願った

 

 

shinny like a diamond

roling with a dice

living on the edgge

it is my life i choosed

never regrect that i dont live forever and dont really wanna know how's your garden grows.

(ダイヤのように自然光ではなく人工的な夜の光に照らされてその屈折を頼りに光り輝いて ダイスを転がすように綱渡りの人生を歩むって決めたのはこの私自身で そんな破滅的な生き方に決してこの先も後悔することはないし 人間は永遠に生きるわけじゃないんだから私は私の好きなように生きるだけで 他人がどうこう言おうと思おうと聞いてこようが干渉してこようが何の興味もないし勝手にしてよ ウザいんだよ)

 

 

たからcest la vie (仕方ないの)それが人生

 

 

R.I.P.(安らかに眠ってね さようならバイバイ)は言わないよ

 

 

 

☆クズキララ☆

 

 

 

同業のお姫様👸黒服さん👔ご贔屓さま💼本日もお疲れ様です✨‬

 


‪お休みの方は良い休日をお過ごし下さい✨‬

 


‪お仕事の方は本日も無事に生き抜きましょうね✨‬

 


‪皆さまご安全に〜✨‬

‪吉原 ダーリングハーバー‬

‪📲 0338713399‬

 

 

 

 


i'm English speaker,hevy gamaer,movie freek,big fan of dramas,comics,amimes,cosplay,OTAKU,suface looks very young,skinny.I really love reading books 4〜6 in a week and cocking,liveing with cats.

 


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事前予約の方にはコスチュームサービス✨

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#吉原

#ゲーム女子🎮

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#競馬女

#デパコス

from top of wallker hill casino

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おじさんと出会ったのはどこのカジノかもう思い出せない

 

 

BJなら最低ブラックプレイ100USDくらい バカラなら最低イエロープレイ1000USDくらい

 

 

19歳の天狼という小柄で痩せた長い黒髪の娘は右手の薬指に3キャラオーバーの放射性カラートリートメントの施されたブルーダイヤのバターカップエンゲージメントリングをはめ 左手の内側に文字盤が来るように控えめに 指輪と同じティファニー の男物のクロノグラフを左手首内側に着けていた 右手の薬指には1石0.3キャラの派手なダイヤのフルエタニティリングと プリンセスカットの0.4キャラのメレ石が何十石も並んだプラチナバングル 首から下げた二枚のドッグタグとただのツイルの白シャツにリーバイスのホットパンツがとても不釣り合いだったが 足元はジミーチュウのエナメルパンプスだった

 

 

 

勝ってんね!ベットもすげーけど すげーなその石!

 

ランは無視してブラックチップを積んでダブルのサインをディーラーに送った

 

ツーハンドでベットしていたもう1箇所にはステイのサインを送る

 

ディーラーはバースト ランはツーハンドともベットしたチップを見事2倍にした

 

多謝!ランは積み上げたチップをチャラチャラと上下に落として音を立てて嫌味ったらしくディーラーに微笑むと フロアマネージャーはそのテーブルのディーラーを対角線上のテーブルのディーラーと交換した

 

広東語も喋れるの?すげーな!おじさんは相変わらずうるさい

 

座るなら賭けろよ ハウスに失礼だろ?こっちはこんな安テーブルで1時間ディーラーとタイマン貼ってんだわ ツーハンドで! 賭けないなら消えな

 

お嬢ちゃんパパさん何人居るの?

 

ランはさらにイラついて タグ下げてんの見えない?将校さんだよ イラク行ってる プロポーズのセレモニーで正式に貰った 

 

うそ!本当に?すげーなそれも! ロリコンシュガーダディが何人もいる子かと思ったよ

 

うぜぇなジジイ これだって自分で稼いだ金だし自分でディーラー相手に勝ち取ったんだから文句ねぇだろ?マジくそうるさい 

 

こんな若い子がでっかいダイヤつけて100万以上のチップをローリングしてたら気にならない方がおかしいだろ?

 

上のvipテーブル行きゃ腐るほどそんなお嬢様連中居るだろ?バカにしてんの?

 

ランはまたツーハンドでブラックチップを置き 新しいディーラーは無表情でカードを配り始める

 

安テーブルでブラックプレイしてるからだろ?気になるじゃん 

 

上にいる成金どもみたいにタダチケットとタダ飯とタダ部屋求めてないから 品性卑しい奴らと囲むテーブルの何が面白いんだよ 

 

ディーラーは16 ランは17と16 チップは1.5倍になった

 

thanx,i like you too say hello to your manager,88!

 

ランはチップを小脇に抱えたシャネルのキャビアスキンの黒いチェーンバッグに無造作に入れると カップに残っていた冷めた紅茶を一気に飲み干し テーブルを立った

 

スマホにエージェントから連絡が入ったからだ

 

換金所に向かいながらイヴ・サンローランのタバコに火を付ける イライラしながらカルティエの赤いエナメルとと金無垢のオイルライターの蓋をカチカチしながら 行儀悪くフィルターを噛んで潰す

 

待ってよ!お嬢ちゃん!おじさんはしつこく追いかけて来た

 

金無垢の派手なロレックスと色付きレンズのメガネがいかにも成金趣味で鼻につく 典型的なランの嫌いなタイプだった

 

ランは右手でチップを積み上げながら左手を挙げ securities!っと叫んで警備員を呼び おじさんを遠ざけるよう換金カウンターからサインを送った

 

ひっでぇなぁ!喋らなきゃ可愛いのに

 

 

 

これがランとおじさんとの出会い ただ どこのカジノかは正直 思い出せない

 

 

 

その頃のランは今より数倍 いや数百倍荒れていて とても不安定で 破滅的 常に何かに対して途方も無い怒りを抱えていて それをぶつける先を タバコとニコチンパッチにエナジードリンクと処方箋向精神薬 いわゆるマイナートランキライザーの過剰摂取と麻雀やカジノでハイローリングする事しか知らなかったからだ

 

 

 

おじさんとは実は その後も色々なカジノでランは顔を合わせる事になる 週末のランはマカオエスコートサービスクラブに所属していて仕事と仕事の合間に仕事をした高級ホテルやレストランから程近いカジノでインターバルの時間を過ごしていたからだ

 

 

 

仲良くなったきっかけも正直よく覚えていない

 

 

 

ランが成人して正式に日本国籍を取得したその日 おじさんはおじさんのvipステータスを使って羽田からアシアナのビジネスクラスにランを乗せて カンナムのオークウッドホテルの地下にあるソウル・セブンラックカジノのバカラのvipテーブルに連れて行ってくれた

 

 

 

空港からのリムジンサービスは渋滞はひどいわ ドライバーの運転は荒っぽいわで ヒュンダイのハイグレード車以外はとてもリムジンサービスとは思えないような代物だったが 車窓から青瓦台が見えたので あれが元大統領を刑務所に入れる国の中枢なんだと 少し感慨深いものがあった

おじさんはリムジンサービスの車の中でいつものマルボロメンソールライトを吸い始めた

韓国って公共の場所 禁煙じゃないんだ、、、いや リムジンサービスの車だから禁煙じゃないのかな?そうだ聴牌タバコと同じだから気を付けないとな 初めて行くカジノだしな ランはそんな事を考えながら 全然読めないハングルの看板を物珍しそうに眺めていた

 

 

 

 

それからは月1から4のペースでランとおじさんはソウルの2軒のセブンラックカジノとウォーカーヒルカジノ それからプサンやチェジュのカジノにも一緒に行くようになった

おじさんは実は東大卒で 当時私立最高学府の学士課程に通っていたランは本気で尊敬していた 出会いは最悪だったけど おじさんはとても頭が良くて カジノで勝つための色々な事をランに教えてくれた

 

 

 

おじさんと話した事は確率や統計やギャンブリング カウンティング ベッティングシステムについての専門的な話以外は実はあまり覚えていない

ランは元・マカオエスコートサービスの人気嬢 結婚指輪をしていなくても話をして2分で妻帯者を見分けられる

おじさんは博学で楽しい人だがギャンブラーだ いかに頭の回転が速かろうがランと同じただのクズだ クズには深く関わるべきではない

 

 

 

でも一つだけ覚えてるのは 一本用立ててくれないか?って言われて ランは それは一般人の一本?銀行の一本?と聞いたこと おじさんは銀行の一本だと言った

日本円で一千万か ハイローラーのランに出せない金額ではない

利回り年利10パーは確約するからさと おじさんは ランの1番嫌いな言葉を発した

 

 

 

ランはギャンブラーの癖に金銭の貸し借りが死ぬ程大嫌いだった

一瞬で溶かしたら困るけど生活や財産には関わらない金額内でハイローリングする 非常に秩序的で神経質で常に自分の感情やテーブルの雰囲気に呑まれないように 綺麗に遊ぶ事をランは自分に課していたからだ

確かにハイローリングで得られるスリルがランは好きだが 人生を賭ける価値がこのトランプという紙切れに存在するとは ランは考えていなかった

 

 

 

ランは あーあ こいつも所詮こんなもんか 友達になれたらいいなって思ってたのにな 残念だな 悔しいな 所詮カモとしか思ってなかったんだろうな きっと若いから簡単に丸め込めるだろうなと 不思議な感情を抱きながら日本に定住してから手に入りにくくなったイヴ・サンローランに代わって吸い出したパーラメントのメンソールタバコに火をつけ 行儀悪くフィルターを噛み ライターの蓋をカチカチ鳴らしておじさんに言い放った

 

 

 

バイバイ おじさん まあまあそこそこ楽しかったよ ランと遊んでくれてありがとうね

 

 

 

おじさんは数週間後 とあるカジノのリゾートホテルから飛び降り自殺したそうだ

大腿骨が肩から飛び出していたらしい

 

 

 

それを聞いてランは あの時一千万用立ててやればおじさんは死なずに済んだのかな?ではなく そういえば おじさんと食べたセブンラックの超辛いラーメンみたいなよくわからない韓国の食べ物 美味しかったなぁと思い出し ランの人生最後のタバコに火を付けた

 

 

 

クズはどこまで行ってもクズだからな

世の中なんてそんなもん

 

 

2021年12月29日後楽園WINS

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私はその日 いやその日に限らず毎日だけど 夜勤明けでとにかくダルかったしめんどくさかったし 早く帰ってシャワー浴びて空きっ腹に眠剤コンボして飲んで フィアーザウォーキングデッド観ながら 暖かい電気毛布にくるまり3匹の巨大な猫達の下敷きになって寝落ちしたかった

 

 

 

しかし有馬記念2021を派手に外しているため今年最後のG1とJ1レースである中山ホープフルS東京大賞典の投票にどうしてもどうしてもどうしても行かねばならず 大嫌いな師走の人混みに耐えて秋葉原で魔の黄色い電車に乗り換え 決戦の後楽園の地へ不本意ながら降り立った

 

 

 

目指すはJRA様の黄色いビルとその下にある魔窟 南関東公営競馬様のオフト後楽園

 

 

 

何ならサテライト新橋にも立ち寄って明日12月30日の競輪GP2021まで前売りで買っといた方がいいのではないかという酷い戦績だ もう外すことは許されない(毎年同じ事を延々と繰り返し言っている)

 

 

 

1230から予約入ってるし今日は予約が時間内に捌ききれなくて2355まで残業確定している修羅の日なので 部屋セットが遅い私はとにかくさっさと買って間違いなく吉原に確実に 何が何でも吉原に出勤しなきゃいけない

 

 

 

そう!私はソープ嬢でもあるのだ 結構忘れられがちだけど、、、あっ!だったら近所の浅草WINSで良かったじゃん 東京大賞典JRA交流戦だからWINSでも売ってくれるじゃん!

 

 

 

あー!だったら何で私は早朝からこんなところで丸めた日刊片手に馬券買ってるんだよ!今年も一年 いや毎年毎年だけど 本当っろくな事してねーなぁ私!っと思いながらも レース番号は間違えないように慎重にマーク マーク、、、っと!

 

 

 

っとその時 魔窟オフト後楽園で私の肩を叩く知らないおっちゃんが1人、、、

「お菓子好き?」

「、、、お菓子?」

「うん お菓子、、、俺食べないからあげるよ」

何も書いてない白いビニール袋に入ったお菓子を差し出す知らないおっちゃん

 

 

 

そう あれだ このコンビニの名前とか何も書いてない真っ白なビニール袋に入った怪しいお菓子はあれだ! パチ屋スロ屋で大勝ちした時か大負けした時に貰える景品の端玉か端メダルの成れの果てだ!

 

 

 

おっちゃん 知らないおっちゃん!誰だか知らんが頼むから勝って貰ったと言ってくれ!っと祈りながら

「ありがとうございます」ってビニール袋に入ったお菓子を受け取る私

 

 

 

知らないおっちゃんは襟を立ててポケットに手を突っ込み師走の雑踏へ静かに消えていった、、、訳はなく 投票払戻機の殺気立った列へ漏れなく吸い込まれて行ったよね

 

 

 

さよなら 見知らぬおっちゃん 幾らするかわからない怖いお菓子沢山ありがとう

 

 

 

そして私の戦いは中山金杯京都金杯2022へと至る訳である

 

 

 

あ win5もやってるからネット投票してるんですけど どうしても馬の名前が入った単勝馬券を買いたい時だけ場外に行き この世に疲れきって広い青空の下 パドックで美しいお馬さん、、、なんか見たって何も分からないから巨大な電光掲示板で刻々と変わるオッズを見たい時は競馬場に行きます

 

 

 

☆キララ☆

 

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